コラム

発達障害子育てで家族と衝突!そのときどう行動する?子どもの幸せを第一に考えた、二つの対応策

ご家庭での取り組み

小玉武志

小玉武志

子どもの発達障害について、家族の中で「受け入れる」「受け入れない」とか、子どもの進級先の希望は「通常学級」「特別支援学級」など意見の相違があった場合、どうしたらよいのでしょうか。

講演活動をしていると、多くの母親たちから質問されることがあります。今回は、そういった場合にどうすればいいのかについて、私がお伝えしていることを書いてみたいと思います。

対応策を考えてみた

発達障害のある子を育てている保護者対象の講演に講師として招かれることが多いのですが、様々な質問を受けます。その中でも多いのが、子どもの発達障害について、家族間で意見の相違があった場合についてのことです。

なかでも一番多いのは…

「(母親である)自分は子どもと接する時間が長いので、我が子の行動が単に性格や個性で片づけられるものではなく、特性があることに気が付いている。早めに相談機関に行ったり、療育を受けさせたりしたい。でも、夫や姑に相談しても喧嘩になるだけ…」というものです。

どうして受け入れられないのか

「障害のある子は家族を照らす天使、障害のある子が家族の絆になる」と言われることがあります。逆に、「障害児がいて家族に諍いが絶えません」なんていうテレビ番組はあまり見たことがありません。

ですが、家族間での意見の対立、子育ての仕方の意見の相違で、母親もしくは父親が孤立無援状態で苦しんでいるという人は実際には存在しています。その結果シングルマザー、シングルファザーとなり、一人で育てている。そういう人が、私の身近では少なくありません。

でも、争い、迷っている間にも子どもはどんどん大きくなってしまいます。それに、いったん一人で行動をしても、家族から「あのときは反対したけれど、今思えば動いてくれてよかった」と感謝される日もあるかもしれません。

子どもの幸せを第一に考えて、最善の方法を考え、行動してほしいと思います。

小玉武志(こだま たけし)

所属:北海道済生会西小樽病院 みどりの里
認定作業療法士/博士(作業療法学)/呼吸療法認定士

2006年に社会福祉法人恩賜財団済生会支部北海道済生会西小樽病院みどりの里に入職。入所している重度の肢体不自由および知的障害児・者の支援と、外来リハにて発達障害児への支援を行なっている。また、非常勤講師として、「発達障害作業療法学」「発達障害作業療法学演習」などの講義も行なう。海外研修生として、世界の特別支援教育の教育現場などを視察し、2ヶ月かけて世界一周した経験を持つ。
著書に「脳と体をそだてる感覚遊び」「脳と体を育てる感覚遊びカード」(合同出版)がある。

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