読み書き学習の基礎になる
語彙力を育て、意味と読みの理解を
促すカード教材です。
絵文字カードと
文字チップの概要
語彙力アップと意味と読みの理解に
- 意味のある⾔葉を読めるようになる、話せるようになるための練習ができます
- 語彙を増やす、絵の文字のマッチング、文字チップを使っての単語づくりなど、さまざまな学習ができます
- 子どもの読み書きの発達状況を把握するための「評価」に基づき、効率よく「学習」できます
絵文字カードと文字チップの
内容物
- 絵文字カード:46枚+予備3枚
- 文字チップ:49枚+予備3枚
- 語彙記録シート:1枚
- 読みチェックシート:1枚
- ランダム50音表:1枚
- 使い方ガイド:1枚
絵文字カードと
文字チップの特長
清⾳のみで4⾳節までの、
⼦どもの⽣活に⾝近な名詞を厳選
濁点や半濁点のない、清音だけを使った名詞を選んでいます。
余計な情報を排除した、絵と⽂字
だけのシンプルなデザイン
語彙や読みの獲得だけにフォーカスしたシンプルなデザインにしています。
⼦どもが一目見てわかりやすい、
過度な陰影のないイラスト
子どもが一目でわかる、過度な陰影やデフォルメのないイラストにしています。
はね・はらいのない独⾃開発の
ひらがな書体を採用
「凹凸書字ドリル」のひらがなと同じ書体を採用しています。
絵⽂字カードは⼦どもの視覚に訴え
るハガキサイズ
子どもにも見やすく扱いやすい大きさを追求して、ハガキサイズのカードにしています。
⽂字チップの⽂字サイズは、絵⽂字
カード裏面の⽂字サイズと同じ
並べてみて同じ文字であることが、より直感的にわかるようにしています。
絵文字カードと
文字チップの使い方
「評価」をしてから
「学習」する
絵⽂字カードと⽂字チップでは、まず「評価」によって⼦どもの語彙と読みの発達状況を確認します。
その内容を受けて、段階を追って難易度順に「学習」します。
評価をすることによって、⼦どもの現時点の理解に適した学習⽅法を選択することができます。
また、学習を進めた上で再度評価をし、目標にどれだけ近づいたか確認しながら学習できます。
絵文字カードと文字チップの
評価方法
「語彙」の評価
- 用意するもの
- 全ての絵文字カード(46枚)、語彙記録シート
どれくらい語彙を持っているか、ものの名前を知っているかについて確認します。
絵文字カードを1枚ずつ見せて、絵の名前を言ってもらいます。名前が正しく言えたものと、言えなかったものに分けて、語彙記録シートの「言えた」「絵」のところに記録します。言えたものには○、言えなかったものには×を付けずに未記入とします。
「読み」の評価
- 用意するもの
- ランダム50音表、読みチェックシート
どれくらいひらがなが読めるかについて確認します。
ランダム50音表を使って、1文字ずつ読めるかどうかを確認します。読めた場合は、読みチェックシートに○、わからない場合は×を付けず未記入に、間違えて読んだ場合には、間違えて読んだ文字を記入します。
子どもの目に付くところに×を付けるのは避けましょう
子どもが見えるところに×を付けると、自分を否定されたと感じたりして、せっかくのやる気を低下させてしまいます。言えたものには〇、言えなかったものは未記入、間違えた場合は間違えたものの名前を記録しましょう。
絵文字カードと文字チップの
学習方法
絵文字カードと文字チップの
学習目標
- 目標1
- 語彙力をアップしよう!
- 目標2
- ひらがなの単語を読めるようになろう!
- 目標3
- ひらがなの単語を1文字ずつ理解しよう!
語彙力をアップしよう!
ひらがなの単語を
読めるようになろう!
読めるひらがなの文字を増やす練習です。絵文字カードを使って単語を見て、それを表す絵を選んでもらったり、逆に絵からそれを表す単語を選んでもらったりします。この段階で「単語」を1文字ずつ読める必要はなく、単語全体のイメージで選択できれば良いです。
ひらがなの単語を
1文字ずつ理解しよう!
ここではじめて、1文字ずつ読むことに向けての練習をします。ここでの目標は、絵に対して必要な文字が選択でき、その正しい順序がわかるようになることです。例えば「かさ」であれば、構成している文字の数は「か」と「さ」の2文字であり、文字の順番は1番目に「か」、2番目に「さ」がくることがわかるということです。
子どもの理解度・習熟度に応じた学習ができます
各学習方法は難易度順に段階付けになっています。加えて、それらの各学習方法の中でも、選択するカードの数を増やす、間違いやすい文字を加えるなどの変化で、難易度を調整することができます。
絵を選択させる方が難易度は低い
絵文字カードは、文字で選択させるよりも絵で選択させる方が、課題の難易度は低くなります。例えば、絵を表にしたカードを2枚並べて「〜はどっちかな?」と選ばせるのは難易度が低く、カードを1枚ずつ見せて「これはなに?」と名前を聞くのは難易度が高くなります。名前を言えなかった絵文字カードについては、必ず絵を選択させることから始めましょう。
見分けやすい単語の組み合わせから
絵文字カードの単語は、その組み合わせによって見分けやすさを調整することができます。例えば「にわとり」「かさ」のように文字数が異なっていれば見分けやすくなりますが、「いす」と「りす」ですと文字数が同じく、かつ、似た文字が使われているため見分けにくくなります。最初は見分けやすい組み合わせから学習を始めるとよいでしょう。
発語のない子どもの
語彙の理解にも
絵文字カードと文字チップでは、ほとんどの学習で、カードやチップを指さしで選んでもらいます。正しいカードを選んでもらうことで、語彙の獲得や読みの習得度を測りますので、見た文字を声に出すいわゆる「音読」ができなくても、文字をきちんと理解している子や、自閉スペクトラム症や緘黙などで発語のない子どもたちの語彙理解にも使えます。