楽よみ!しおり
【小学生と一緒に開発】
音読の強い味方!子ども用リーディングトラッカー誕生!!
読み飛ばしを防止し、読書のストレスを軽減。読みたい行に集中して読めます。
こんなお悩みはありませんか?
- 同じ行を何度も読んでしまう…
- 行を飛ばしてしまう…
- どこを読んでいるか分からなくなってしまう…
子どもの学習において、音読や本読みはとても大切です。「書き」の練習だけでなく、「読み」と連動させて学習することは、読み書き習得のカギと言えます。
でも目がすべって、読みたいのにうまく読み進められないと、読むこと自体がイヤになってしまい、集中力も続かず、学習意欲の低下につながってしまいます。
そこで!
読みたい行の次の行に、色の部分が来るようにあてて使います。
「楽よみ!しおり」を使うと、読書や音読をするときに、どこを読んでいるのか一目で分かり、目で文章を追うのが楽になります。
「その一行」に集中して読めます。
「楽よみ!しおり」を使うと、読みたい行がハイライトされ、その行にだけ目がいきます。長い文章を見ただけで「苦手」「読みたくない」と拒否反応を示す子どもでも、自然と文章が読みやすくなります。集中して文章を追えるようになると、内容の理解が進みます。
開発のきっかけは、割れてしまった「魔法のザラザラ下じき」
「魔法のザラザラ下じき」の開発のきっかけになった、佐賀市立小学校の牟田孝子先生が、教室で使っていて割れてしまったザラザラ下じきを、子どもたちの読みの支援に使っている、というお話がありました。
割れてしまった下じきを「もったいない!」と思った牟田先生が、下じきを定規のような長細い形にカッターで裁断し長辺にマスキングテープを貼って、即席の「リーディングトラッカー」にして使ってみたところ、子どもたちから「読みやすい!」「本の上で滑らせやすい」と、とても好評だったそうです。
佐賀市の小学生と一緒に開発・商品化
そこで、牟田先生のクラスの子どもたちと一緒に、この即席のものを基に、もっと子どもが使いやすいリーディングトラッカーの商品化に着手しました。既存のリーディングトラッカーだと、
- 文字が見える部分が狭く、子どもが読む文字の大きさに合わない。
- 素材がツルツルしすぎていて、次の次の行に動かしてしまい、結果的に読み飛ばしてしまう。
というような、悩みがありました。そこで子どもたちの意見を取り入れ、以下のような特長を付けました。
- 透明な部分が広く、大きな文字でも読める。
- 次の次の行も見えるので、見通しを付けながら読める。
- 裏面のザラザラ加工で、すべり過ぎず次の行に動かしやすい。
- 子どもの筆箱に入る長さに設計。
- 帯部分の色には、メディアユニバーサルカラーを採用。
「楽よみ!しおり」という商品名も、子どもたちが考えてくれました。
佐賀県県民環境部まなび課との連携
2019年6月に成立した「読書バリアフリー法」に基づき、佐賀県が、障害のあるなしに関わらず、全ての県民が等しく読書を通じて文字・活字文化の恩恵を受けることができる社会の実現を目指し、「佐賀県読書バリアフリー推進計画」を策定しました。
その中で、学習障がい児や視覚障がい者等の読書環境の整備の一環として、「楽よみ!しおり」の開発を進めることになり、佐賀県県民環境部まなび課から、私たちできるびよりに開発協力と製造の依頼が来ました。
佐賀県では、県内の公共図書館、小学校、中学校、義務教育学校、特別支援学校、 高校、専修学校、大学の図書館・図書室に設置され、読みにくさがある人々の読書支援具として貸し出されています。
荒川区の図書館にも
できるびよりの地元・荒川区でも、区内の中央図書館「ゆいの森あらかわ」に、貸出用備品として設置していただきました。
おとなの読書の疲れ目防止にも
子どもだけでなくおとなの読書にも役立ちます。
説明書や契約書などの細かい文字を読む必要があるときや、新聞を読むとき。
読むべきところがはっきりする「楽よみ!しおり」を使うと、余計な目の力を使うことがなく、読むストレスが軽減されます。