よみもの

【連載】できるびよりのつれづれ日記

できるびよりのつれづれ日記

髙橋晶子

髙橋晶子

いつも【できるびより】を応援してくださいまして、ありがとうございます。
できるびよりの高橋晶子です。

Hello!

TwitterやFacebook、YouTubeやサニーステーションで、日々いろいろ発信をしていますが、こちらの「よみもの」でも、ブログのような形で【できるびより】の活動、そして運営者である社長と私の思いなどを綴って行こうと思います。

紙雑貨ブランドも展開しています

【できるびより】の製品は、凹凸印刷技術「バーコ印刷」を活用した製品が多いのは、皆さんもよくご存じだと思います。

「凹凸ぬりえ」「凹凸書字ドリル」「凹凸マス目シート」や、プラスチック製品である「魔法のザラザラ下じき」「楽よみ!しおり」など、どれも表面に凹凸が施された製品です。

実は、これらの支援製品を企画製造する前から、紙雑貨のブランドも展開しています。

凹凸印刷技術で、伝統工芸品の「印傳(いんでん)」のような見た目と手触りを実現した紙雑貨などを、plus Orange(プラスオレンジ)というブランド名で展開しています。特に「御朱印帳」「ブックカバー」が人気です。
https://www.plus-orange-onlineshop.com/

凹凸印刷技術を、何か他のものに活かせないか?

plus Orangeの事業は、一時期お店を3店舗展開するなど、それなりに成長させることができました。しかし、趣向品を販売することの難しさを痛感する日々でもありました。

そんな中、社長が考え出したもう一本の事業の柱が「子ども支援」でした。

自分たちが3人の子育てをする中で、子どもがひらがなを覚える過程を見てきました。そこで、自社の凹凸印刷の技術を活かして、指で触ってなぞってひらがなを覚えるカード教材があったらいいのでは?と考えました。

当時は何もわからず、「フチが盛り上がってると、何となく良さそう!」という程度のものでした。

ーこれが本当にいいものなのか?
ー子どものひらがな学習に役立つものなのか?

それを誰かに相談したくて、地元・荒川区役所の経営支援課を訪ねたところ、「こういうのは産学連携で大学の先生のご意見を伺うといいですよ。」とアドバイスされ、東京電機大学の教授で発達心理がご専門の先生を紹介されました。先生からは「これは素晴らしいアイディアですね!!」とお褒めの言葉をいただきましたが、類似の商品がないかと調べてみたところ、なんと大手教材業者さんが既に同じようなカード教材(盛り上がり加工ではなく、エンボス加工のもの)を販売していて、これがかなりのヒット商品であることがわかりました。

鴨下先生との出会い

がっかりした私たちを見て、大学の先生が「こういう方がいらっしゃいます。お訪ねしてみてはいかがですか?」と別の先生を紹介してくださいました。

それが作業療法士の鴨下賢一先生です。

羽田空港にて 2022年4月9日

この出会いが、今のできるびよりの原点になろうとは、当時はあまり思っていませんでした。

これからどのような話に発展していくのか??
少しずつ、自分たちの回顧録として、綴って行こうと思います。

髙橋晶子(たかはしあきこ)

東京都荒川区生まれ。高校卒業後、4年間のイギリス留学を経て、旅行会社に勤務。3人の子どもを出産後、夫の家業である印刷業に従事し、夫婦で株式会社オフィスサニーを立ち上げる。

髙橋晶子 先生の最新コラム

髙橋晶子 先生の記事一覧

Page Top