よみもの
【研修会報告】北海道旭川市で「発達支援研修会」を開催しました。
髙橋晶子
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できるびよりの高橋晶子(たかはしあきこ)です。
北海道旭川市で「発達支援研修会」を開催しました。
今回の研修会は、来年度の全3回シリーズセミナー開催を念頭に、ダイジェスト版で「生活動作の教え方」と「読み書き指導」を開催しました。参加者の職種は教員、児発・放デイ施設勤務の方、保育士、作業療法士が多く、保護者の方も何名かいらっしゃいました。
<生活動作の教え方>
講師は、「北海道済生会小樽病院みどりの里」で作業療法士をされている佐藤匠先生。
90分の研修会で、
・生活動作とは
・生活動作を教える意味
・生活動作を獲得する土台として大切なもの
・子どもが生活動作に向き合うための大人の関わり
・生活動作の獲得が難しくなり得る子どもの特性
・生活動作の獲得が難しい子どもへの支援
・生活動作の習得に向けた支援の具体例(食具の操作を中心に、スプーンと箸の使い方の支援)
などについてお話しいただきました。
時折、先生のリハの中での症例のお話もあり、皆さん笑ったり、頷いたりしながら聞いていました。
<読み書き指導>
読み書き指導の講師は、同じく「北海道済生会小樽病院みどりの里」で作業療法士をされている小玉武志先生。生活動作の講師・佐藤先生の先輩・上司です。
こちらの研修会では、
・読み書き学習についての誤解
・日常生活での働きかけ
・読み書きを連動して支援することの重要性
・読みの評価と指導方法
・見る力の評価
・書きの評価と指導方法
についてお話しいただきました。
書きの指導では、具体的な支援として一文日記の取り組みが紹介されました。
参加後のアンケートでは、
「明日から使えそうな支援法がたくさんあって、大変有意義でした。」
「今後はもっと評価しながら、その子に合った支援を心がけたいと思います。」
などの感想がありました。
会場後方では、できるびよりの支援教材・グッズ体験会を同時開催。
できるびよりの教材を見て触って体験できるだけでなく、市販されている便利な文房具やグッズを展示して紹介しました。皆さん、ハサミで紙を切ってみたり、消しゴムの消し心地を試してみたり、それぞれ「これ、あの子にいいかもね。」「こんなハサミあるんだね~」などと話していました。
たまたま隣の会場に集まっていた、ダウン症の子どもたちも飛び入り参加して、塗り絵を塗ったり、絵を描いたりしていました。
旭川は雪国でした!
当然と言えば当然ですが、旭川は街中雪で覆われてました!
ホテルからの景色ももちろん雪景色。会場は障害者施設だったこともあり、建物の前はロードヒーティングで雪はありませんでしたが、街中は歩道も雪の上なので、転ばないように気を付けながら気を遣って歩きました。
今回の研修会はダイジェスト版でしたが、来年度は全3回のシリーズセミナーを開催する予定です。
日程等が決まりましたら告知しますので、ぜひお楽しみに♪
髙橋晶子(たかはしあきこ)
東京都荒川区生まれ。高校卒業後、4年間のイギリス留学を経て、旅行会社に勤務。3人の子どもを出産後、夫の家業である印刷業に従事し、夫婦で株式会社オフィスサニーを立ち上げる。
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